ドイツ語

Guten Tag!

はじめに・履修者へのメッセージ

Message

 いま世界は大変なことになっています。1990年に冷戦が終わった時には,誰もがこれで平和になると思ったものです。ところがその後,地域紛争や民族主義のテロで逆に混迷が深まり,日本もドイツもその中で翻弄されています。日本は日米同盟を最優先とする姿勢以外,倫理的,哲学的な価値観を世界に打ち出せていませんが,ドイツはナチス時代の反省から人道主義を前面に出して,シリアなどからの難民を積極的に受け入れています。ヨーロッパの目と鼻の先での人々の生死に関わる緊急事態ですから,最重要の課題の1つなのです。しかし,国内の混乱もあって,残念ながら排外主義的なポピュリズム政党も勢いを得つつあります。にもかかわらず,戦後の民主主義教育や歴史を直視しての政治教育が入念に行われてきたため,ナチス時代とは違って,国民全体が簡単に雰囲気に流されてしまうようなことはありません。哲学的な価値が政治の世界でかろうじてまだ生きているとも言えます。
 ドイツ語を学べば,英語だけでは得られないドイツ国内の生の情報が得られます。これはヨーロッパが今後どう動くかについてのさきどり情報でもあります。また興味深い歴史を持つオーストリアやスイスについても深く知ることができます。いずれも豊かな先進国で,ヨーロッパの文化や歴史を知り,世界を知るには重要な国々です。
 ドイツ語を学ぶことは,あなたの将来に大きな力を与えてくれ,その成果を日本社会の今後にも還元できるような広い視野を得ることにつながります。そのためのチャンネルを手に入れませんか? さあ,ご一緒に始めましょう!
 Herzlich willkommen!  「ようこそ!」

法学部におけるドイツ語について

法律学にとっても政治学にとっても、ドイツ語はとても重要な外国語です。専門の勉強が進むにつれ、講義の中などで当たり前のようにドイツ語の概念や術語が用いられる場面も出てくることでしょう。単語レベルならまだしも、専門文献を読みこなす必要に迫られた場合など、付け焼刃では困難が大きすぎます。1~2年次にドイツ語の仕組みを基礎からきちんと身につけておけば、大きなアドバンテージとなるはずです。

驚くべき深さと厚みをもつドイツ語圏の文化や、負の側面も含めたドイツの歴史にも目を向けてほしいものです。法学部では、語学の授業以外にも、講義科目の「地域文化論」や、「人文科学特論」などの中から関連するものを選び、ドイツ語圏の文化に関する知見を深めることが可能です。3・4年次には三田キャンパスに、より専門的な少人数ゼミ形式の「人文科学研究会」が開設されています。

コース紹介

Courses

初めてドイツ語を学ぶ新入生諸君は、目標に応じてレギュラーコースかインテンシブコースのいずれかを選ぶことになります。
既習者の諸君は「 免除条件」の項を参照して下さい。

レギュラーコース

レギュラーコースは90分×週2回授業で、発音から始めて1年次のうちに基礎文法を修了、2年次の終わりには高度な内容の文章を読みこなせるようになることを目指します。

インテンシブコース(既習・初習)

インテンシブコースは、日本人教員とネイティブの教員の授業をセットで90分×週4回、それを3年間以上継続し、「読む」「書く」「聴く」「話す」4技能をいずれも高いレベルで修得することを目指す一貫したカリキュラムとして構想されています。海外研修の機会もあります。

カリキュラム

Curriculum

カリキュラム図

検定試験について

インテンシブコースでは、1年次にドイツ語技能検定試験(独検)3級全員合格、2年次には同2級全員合格(意欲的な人は準1級)を目指します。また、ゲーテ・インスティトゥート初級修了試験Goethe-Zertifikat B1合格が2年次の最終目標です。
3年次では、独検準1級・1級、Goethe-Zertifikat C1(中級修了)が目標となります。

ドイツ語の特徴

Feature of German

とかくドイツ語は「文法の規則が多くて大変」と敬遠されがちのようです。
しかし、ドイツ語の仕組みは実は非常に理路整然とできていて決して複雑すぎず、「英語以外」の語学の手始めとしてとても良い頃合いだと思います。ドイツ語学習を通じて身につく文法的な考え方は、さらに他の言語を学ぼうとする際に必ず役立ちます。また、英語についても今まで見えていなかった事柄が見えてきて、ぐっと理解が深まったと実感することになると思います。確かにドイツ語は、ズボラで大雑把な人よりは、どちらかと言えば几帳面で地道にこつこつ頑張る真面目な人の方が向いているかもしれません。
しかし、ズボラで身につく語学があるのかといえば、はなはだ疑問ですね。

免除条件

Exemption conditions

既習者で、すでに文法を一通り(接続法まで)きちんと修了したと認められる人は、初級をスキップして1年次から中級に参入できます。この場合も、週2回のレギュラーコースか、週4回のインテンシブコースかを選択して下さい。
帰国生などでネイティブに近いドイツ語能力のある人には、レギュラーコースの中級の中に、ドイツ語圏長期滞在経験者用クラスが用意されています。せっかくの能力、ぜひブラッシュアップしましょう。もちろんインテンシブコースを選択することもできます。

留学について

インテンシブコースでは、毎年3月に「ドイツ語インテンシブ海外研修」を実施しており、受講者は優先的に参加できます。
法学部・法学研究科の交換留学制度もあります。

ドイツ語独自サイトのご紹介

 法学部ドイツ語ホームページでは、ドイツ語の魅力やクラスの様子をこれから続々発信していく予定です。

外国語履修の方法

Way of course

次の7つの外国語の中から2つを選び、必修科目として学びます。
英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語

※いずれにも、週2回授業のレギュラーコースと
週4回授業のインテンシブコースがあります。
※2つを超える外国語については、入学後に選択科目として登録します。

各言語と授業を知ろう

Get to know the teaching and each language