英語にはレギュラーコースとインテンシブコースという二つのコースがあり、
レギュラーコースは4つのレベル(1)-(4)に分けられています。さまざまな選択肢があり、迷う人もいるかもしれません。
「法学部外国語科目履修案内」の英語の項をじっくり読み、
どのコースを選ぶか慎重に判断してください。
レギュラーコース
ほとんどの新入生にとって英語は既習の言語です。英語がそれほど得意ではない人から英語圏で長く生活した人まで、法学部ではさまざまなレベルの新入生に細かく対応できるようにレギュラーコースを4つのレベル(1)-(4)に分けています。履修するコースは入学後に決定します。
インテンシブコース
インテンシブコースは、英語の運用能力を徹底的に身につけたい人のための2年間のコースです。英語圏に住んだり、英語ですべての授業が行われる学校に通学した経験のない人を主に対象にしています。
読む・聞く・書く・話す、の4スキルを満遍なく身につけるだけでなく,アカデミック・ライティングやパブリック・スピーキングなど、英語を使って自分の意見を書いたり発表するアウトプット型の英語力をつけるための集中コースです。インテンシブコースには選抜試験があり、入学後の試験に合格した人が受講することができます。これは20人前後の少人数クラスを維持するためです。不合格の場合は残念ながらレギュラーコースを受講することになりますが、希望すれば通常の2コマではなく、3コマあるいは4コマ選択することも可能です。なお、他の語種でインテンシブコースを受講する学生が、さらに英語インテンシブコースを受けることはできません。
レギュラーコース(1)(標準レベル)
履修者数のもっとも多い標準レベル(1年生:英語第Ⅰ、英語第Ⅱレベル2;2年生:英語第Ⅲ)では、多様な専門性やバックグラウンドを持つ教師陣が,時事問題、英米文化、映画、ビジネス英語など、多彩な内容の授業を行っています。ネイティブ・スピーカーによるクラスが複数用意されているのも標準レベルの大きな特徴でしょう。
レギュラーコース(2)(3)(上級クラス)
3つのレベル(英語第Ⅳレベル1 、英語第Ⅳレベル2 、外国語特殊)に分けられ、どのレベルでも一段上にレベルアップすることを目指しています。
[英語第Ⅳ]標準レベルよりも高度な授業で、受講のための選抜試験があります。英語圏での生活経験がある学生を想定したコースですが、日本の高校出身で英語を得意とする学生も選抜試験を受けることができます。英語第IVはさらに(2)レベル1と(3)レベル2の2つに分かれており、各クラスのレベルは以下の上級クラス選抜試験免除条件を参考にしてください。英語第IVの多くはネイティブ・スピーカーが担当しますが、日本人教員のクラスについても、授業は基本的に英語で行われます。
アカデミック・ライティング、パブリック・スピーキング、ディベートなど、アウトプット中心のハイレベルな授業が英語第Ⅳの特色です。
レギュラーコース(4)(上級クラス)
[外国語特殊]英語圏での生活経験が豊富な帰国生は、この最上級レベルの選抜試験を受けてください。
ネイティブに近い英語力があると自負する人を想定したもっとも高度な内容の授業です。授業はネイティブ・スピーカーによって英語で行われ、最上級レベルにふさわしい高度でチャレンジングな内容となっています。
カリキュラム
Curriculum
ここではレギュラーコースの上級クラスを紹介します。
- 英語第Ⅳ
- 標準レベルよりも高度な授業で、受講のための選抜試験があります。英語圏での生活経験がある学生を想定したコースですが、日本の高校出身で英語を得意とする学生も選抜試験を受けることができます。英語第IVはさらに二つに分かれており、各クラスのレベルは以下の上級クラス選抜試験免除条件を参考にしてください。英語第IVの多くはネイティブスピーカーが担当しますが、日本人教員のクラスについても、授業は基本的に英語で行われます。
アカデミック・ライティング、パブリック・スピーキング、ディベートなど、アウトプット中心のハイレベルな授業が英語第Ⅳの特色です。
- 外国語特殊
- 英語圏での生活経験が豊富な帰国生は、この最上級レベルの選抜試験を受けてください。
ネイティブに近い英語力があると自負する人を想定したもっとも高度な内容の授業です。
授業はネイティブ・スピーカーによって英語で行われ、最上級レベルにふさわしい高度でチャレンジングな内容となっています。
免除条件
Requirements for exemption
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英語題Ⅳレベル1 |
英語題Ⅳレベル2 |
外国語特殊 |
TOEFL(IBT) | 英検 | 国連英検 | IELTS (「アカデミック」のスコアのみ。「ジェネラル」のスコアでは免除不可。) |
ケンブリッジ英検 | その他 |
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92点以上 | ー | B以上 | 6.5以上 | ー | |
100点以上 | 1級以上 | A以上 | 7以上 | CPE | 3年間英語で高校教育をうけていたこと |
109点以上 | ー | 特A級 | 7.5以上 | ー |
三田の英語について
日吉キャンパスで学ぶ1・2 年次だけでなく、三田キャンパスに進級しても英語を履修することができます。
いくつもの英語の授業が開設されており、ほかの授業の時間割をあまり気にせずに、 4年間英語を学ぶことが可能です。
教員紹介
Faculty
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アメリカ研究、アメリカ文学、比較文学を専門としています。文学もしくは文化全般のみならず、「アメリカ製」の様々な事象が米国内外でいかに生産、受容、そして再生産されているかに興味があります。語学の授業では、学生の皆さんが英語力を鍛えるだけではなく、常識にとらわれない批判的な思考力を磨けるように心がけています。英語I, 英語IV(レベルI, II), インテンシヴ, 人文科学特論(アメリカ研究入門、アフリカ系アメリカ研究入門), 地域文化論 を担当しています。
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法学部では英語と地域文化論(アメリカ)の科目を担当しています。私はアメリカの音楽文化を専門としていますが、外国語を習得するプロセスは楽器の練習と似ていると思っています。どちらも理論を頭に入れるだけでは「指が動かず」、かといって「手癖」で演奏するだけでは次のレベルになかなか進みません。理論と実践のバランスを考えながら、「言葉」を使いこなせるよう努めましょう。
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イギリス文学と映画研究を専門にしています。語学の授業では、おもにライティングやプレゼンテーション、映画ワークショップを教えています。質の高いリーディングとリスニングのトレーニングを行いながら、ライティングとスピーキングの能力を総合的に鍛えていくことを目的としています。語学は筋肉トレーニングと似ています。大変ですが、力がついていくのが目に見えるところが楽しいと思います。
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1,2年生を対象に、主に英字新聞を教材に取り上げたクラスを担当しています。教科書は使わずに、毎週、フレッシュな現在進行形のニュース記事を扱います。日本語では知っている事件や事故が英語ではどのように報道され、表現されているのか興味深い比較ができるでしょう。
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英語のクラスと地域文化論のイギリスを担当しています。英語のクラスではなるべくからだを使って表現し、考える授業を目指しています。言葉は単なる文字や音ではないからです。また、言葉は文化の一部でもあります。その意味で、地域文化論では、19世紀のイギリスを中心に、ethical livingの系譜をコミュニティを切り口として追っていく授業をここ数年展開しています。「他者と生きる」とはどういうことだろう。今につながる大きな問題にクラスの皆さんと共に取り組んでいます。
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レギュラーコース1,2年生,インテンシブコース1,2年生,人文科学特論を担当。英語の授業では,世界各国の社会問題や文化的話題を扱いながら,4技能(読む・書く・話す・聞く)に基づく実践的かつ学術的なコミュニケーション能力の養成を目指します。
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英語第IIと英語第IVを担当しています。どちらもアクティヴィティを多く取り入れた授業を行っています。内容は教科書を参考にしてください。英語第IIは1年生の標準レベルクラスです。これまで学んできた英語を、発信型アクティヴィティを多く実践することでスキルアップしていきます。英語第IVでは外国で学んだ経験のある、あるいは英語を得意科目としてきた学生が集い、Public Speaking(情報をどう伝えどのように説得をするのか)を学びます。
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インテンシブ1年、インテンシブ2年、英語Iを担当しています。主に、リーディング、ライティング、プレゼンテーション能力の向上を目指す授業を行っています。
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英語第I,英語第III,英語インテンシブを担当しています。イギリス文学を研究しており,人文科学特論と地域文化論(イギリス)も担当します。
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I was born in Birmingham, England, and studied Classics at Nottingham University and Oxford University. I teach classes on the English Intensive Program, as well as the Level IV 1 & 2 and Tokushu courses.