スペイン語

¡Hola!

はじめに・履修者へのメッセージ

Message

スペイン語はこんな君にオススメ。(1)スペイン語は母語話者数で世界2位ともされる巨大言語。公用語とする国の数は20、国連やユネスコ、ILOなどの国際機関もスペイン語を公用語としており、ブラジルでも義務教育化。国際派をめざす君にはスペイン語!(2)将来米国で学んだり、仕事をしたいと思うなら、米国の第二言語スペイン語は必須。トランプの次はいよいよヒスパニック系大統領?(3)米国は嫌い、途上国に関心があるという君には途上国でも広く使われるスペイン語。(4)観光資源豊富なのがスペイン語圏。スペインは世界で3番目、メキシコは6番目に世界遺産が多い国。他にもペルー、キューバ、コスタリカ、チリなど、魅力的な国にいくつも行かれるのがスペイン語のメリット。(5)サッカーならスペイン、アルゼンチン、ウルグアイ、野球ならドミニカ共和国、キューバ、プエルトリコと、スポーツ好きならスペイン語!(6)エル・グレコ、ゴヤ、ピカソ、ダリ、ガウディ、フリーダと、美術好きならスペイン語!(7)無形文化遺産のスペイン料理にメキシコ料理、豪快に肉を焼くアルゼンチン料理、最近人気のペルー料理と、美食家ならスペイン語!…スペイン語の魅力はこんな狭い欄に書き切れない!

法学部におけるスペイン語について

このように、スペイン語圏は広大であるだけでなく、一度は訪れたい観光資源や魅力的な文化にあふれた世界です。そこで、法学部では、単にスペイン語という言語を学ぶだけでなく、語学の授業の中でも、スペイン語圏の文化、社会、歴史について深く触れ、学べるように工夫してあります。

といっても、1年生のときにはどうしても文法の学習が中心となりますが、スペイン語の初級文法は1年間で学び終えることができますので、2年生以降はスペイン語の文献や映像資料を通して、スペイン語圏の様々な事象に接近していきます。

コース紹介

Courses

週2回のレギュラーコース、週4回のインテンシブコースの他、既習者用のレギュラーコースおよびインテンシブコースも用意してあります。
いずれも4年間継続して学ぶことができます。
「慶應義塾大学法学部スペイン語の部屋」ホームページ内の「 授業案内」を参照してください。

レギュラーコース

未習者用レギュラーコースでは、日吉キャンパスでの2年間で週2回の授業を受けます。1年次は週2回の授業とも、同じ日本人教員のもとで初級文法を学びます。履修希望者が多いため、他のコース、語種より1クラスの人数は多め(30~40人くらい)です。2年次は29コマの授業の中から自分の関心に合わせて2つの授業を選んで履修します。たとえば、「スペイン語圏の食文化」「スペイン語でスポーツニュースを読もう」「映画で学ぶスペイン語」「スペイン語圏の児童文学」といったサブタイトルのスペイン語の授業が2年生用に設置してあります。また、様々な国・地域で話されているのがスペイン語の特徴ですから、「スペイン語を通してメキシコの社会と文化を学ぶ」「ペルーの社会・文化・歴史」「スペイン・ポルトガル文化比較」「ラプラタ地域入門」といったサブタイトルの授業も用意し、履修者の地域的な関心の広がりにも対応しています。ネイティブ教員の国籍も、スペイン、メキシコ、ペルーと多彩で、今後さらに別の国籍の教員も増やしていきたいと考えています。三田キャンパスにもレギュラーコース上級の授業が設置されていますので、ぜひ4年間継続してスペイン語を学んでください。スペイン語の学習歴があり、現在形の活用はある程度マスターしている人のためには、既習者用レギュラーコースも用意してあります。
基本文法を丁寧に復習しながら、読解、作文、会話力を養っていきます。

インテンシブコース(既習・初習)

日吉キャンパスでの2年間で週4回の授業を受けます。1年次の週2回は初級文法、残りの週2回は口語表現演習となります。2年次は、口語表現演習、中級文法、作文、講読の授業が1回ずつとなります。1年次はペルー国籍、2年次はスペイン国籍の教員が週1回の授業(口語表現演習)を担当し、スペイン、ラテンアメリカ双方のスペイン語に生で触れられるように配慮してあります。1クラスの人数は20~30人程度とレギュラーコースより少なめで、週4回で2年間、同じクラスメートと勉強することになりますので、アットホームな雰囲気のクラスになりやすいです。三田キャンパスにはインテンシブ上級の授業が5コマ設置してあり、自由な組み合わせでさらに2年間履修することができます。所定の単位を取得すればインテンシブ修了証、成績が優秀であれば成績優秀者表彰の対象となります。
また、既習者用レギュラーコースの週2回の授業に、初習者用インテンシブコースやレギュラーコース中級の授業を組み合わせて、週4回の既習者用インテンシブコースとすることも可能です。既習者用レギュラーコースと既習者用インテンシブコースのどちらを履修するかは、入学後のスペイン語ガイダンスで簡単な面接を行ったうえで決定しますので、いずれの場合も、履修希望では「スペイン語既習」を選択しておいてください。

カリキュラム

Curriculum

カリキュラム図

検定試験について

スペイン語関係の検定には、日本スペイン協会のスペイン語技能検定(6~1級)とビジネス西検(3~1級)、スペイン教育文化スポーツ省主催のDELE(A1~C2)などがあり、法学部ではスペイン語技能検定とDELEの対策授業を三田キャンパスに設けています。インテンシブコースからは毎年DELEのB1合格者を出していますし、留学をすればC1、C2合格も望めます。なお、スペイン語技能検定やDELEの最上級の合格証は、慶應義塾などの法科大学院受験の際の外国語能力証明として提出することができます。

スペイン語の特徴

Feature of Spanish

「スペイン語は簡単だよね?」そんな噂を君もよく耳にすると思いますが、基本的な母音が日本語の「アエイオウ」にほぼ相当する5種類であることや、母音で終わる単語が多いこと、ほとんどローマ字読みであることなどから、確かにスペイン語は日本語話者にとってなじみやすい言語です。「英語に似ている?」そう、英文法がわかっていればスペイン語文法はさほど難しくなく(名詞や形容詞に性があったり動詞活用が多かったりはしますが)、1年間週2回の授業で基本は十分学び終えることができます。
「簡単そうならスペイン語にしようかな?」それはちょっと待って。
どんな言語も学べば学ぶほど奥が深いもの。
少なくとも大学4年間の学習でスペイン語は簡単だったと実感できることはないでしょう。
やはり語学の上達にはモティベーションが大切です。
簡単そうだからと安易にスペイン語を選ぶのではなく、本当に自分はスペイン語を学びたいのか熟慮した上で選択しましょう。(≧Δ≦)

クラスの特徴

Characteristic of the class

ティオティワカン
テオティワカン

前述のように、履修希望者が多いため、他言語より1クラスの人数が多くなりがちで、特にレギュラーコースではその傾向が顕著です。スペイン語レギュラーコースを第1希望とした場合、定員オーバーで第2希望以降に回される可能性が高く、その点はご了解ください。既習者用コースは比較的余裕があるので、既習者に該当する諸君は積極的に既習者用コースを選んでください。いずれのコースにおいても、帰国生、特に米国帰りの学生が多いのがスペイン語クラスの特徴で、英語に堪能な学生が多いですね。かつては他言語に比べて女子学生が多いのも特徴でしたが、履修希望者数の増加とともに、現在では法学部全体の男女比に近づきつつあります。同じクラスの中でも、学生の関心によりスペイン派、メキシコ派、アルゼンチン派…と分かれるのもスペイン語クラスの面白いところ。教員にもスペイン、メキシコ、アルゼンチン研究者はもちろん、グアテマラ、ペルー、ウルグアイ研究者や、米国のヒスパニック研究者、日本のキリシタン研究者などもいて、そのような教員、学生との交流の中で、自然と視野が複数の国に、そしてグローバルに広がっていくのがスペイン語クラスです。

教員紹介

Faculty

法学部にはスペイン語担当の専任教員として、教授が2人、准教授が1人、有期専任講師が1人います。詳しくは、「慶應義塾大学法学部スペイン語の部屋」ホームページ内の「スタッフ」を参照してください。他に精鋭の非常勤講師が20名以上。法学部生の関心の多様化に合わせて、専門とする分野・地域が多様な点が、法学部のスペイン語教員の特徴です。スペイン語という巨大言語を舞台に、多分野・多地域にまたがる研究領域でバイタリティーに富む研究を展開する教員が集まっており、その層の厚さは、外国語学部を超えるかもしれません。そのような教員のもとで培った語学力を武器に、法律や政治の専門領域での学びをさらに深め広げていく、そんな知的贅沢を味わい尽くす4年間を過ごしてみるのもオススメです。4年で飽き足らない人は、大学院法学研究科や社会学研究科で法学部教員の指導の下、スペイン語圏の研究を続けることもできます。

  • 大久保 教宏
    大久保 教宏おおくぼ のりひろ

  • 本谷 裕子
    本谷 裕子ほんや ゆうこ

  • 折井 善果
    折井 善果おりい よしみ

  • 松本 旬子
    松本 旬子まつもと じゅんこ

留学について

慶應義塾は、スペイン(サラマンカ大学、ナバラ大学、ポンペウ・ファブラ大学etc.)、メキシコ(モンテレイ工科大学)、アルゼンチン(トルクアト・ディ・テラ大学)の大学と提携を結んでおり、交換留学としてそれらの大学で1年程度学ぶことができます。また、メキシコとは政府レベルでの交換留学制度「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」があり、法学部からはほぼ毎年のように1~2名を送っています。「慶應義塾大学法学部スペイン語の部屋」ホームページ内の「留学写真集」を参照してください。留学先に米国を希望する場合も、米国の社会や文化をより深く知り、現地で交友関係を広げるためには、スペイン語を学んでおくのが賢明です。

外国語独自サイトのご紹介

スペイン語について、法学部のスペイン語教育についてより詳しく知りたい場合は、スペイン語が思わず好きになってしまうホームページ「慶應義塾大学法学部スペイン語の部屋」を参照。「慶應 法学部 スペイン語」で検索すると、多分最初に出てきます。法学部の先輩たちが撮った「留学写真集」、法学部教員によるスペイン語圏の「旅の記録」、法学部教員が書いたスペイン語圏関連の本の「おすすめ」、法学部の教員、学生が撮影した「心に響くスペイン語圏の絶景!」など、今すぐクリック!

スペイン語関連科目

法学部には「地域文化論(イベリア半島)」「地域文化論(ラテンアメリカ)」といった講義科目の他、法律学科には「ラテンアメリカ法」「法律外国語演習(西語)」、政治学科には「現代ラテンアメリカ論」「文献講読(西書)」などの科目があります。また、ラテンアメリカ法、ラテンアメリカ政治を専門とする「研究会」と呼ばれるゼミや、副専攻のコースとして「イベリア半島の文化と社会」「ラテンアメリカの文化と社会」が開設してあります。他にもスペイン語と関連のある科目として、EU、北米、アフリカ、東南アジア(フィリピン)などに関する科目も挙げられます。スペイン語と合わせて履修することにより、これらの地域の諸事情についてより深く学ぶことができます。選択外国語科目のイタリア語はスペイン語にそっくりですし、ポルトガル語はスペイン語と地理的、歴史的に密接な関係にある言語ですから、これらの言語にもぜひ挑戦してください。

おわりに

法学部スペイン語スタッフ一同は、意欲ある諸君がスペイン語を学んでくれることを心待ちにしています。
Te esperamos. テ・エスペラモス 「我々は君を待っている」

定員オーバーで、スペイン語が履修できなかったらご勘弁を。
Disculpen en tal caso. ディスクルペン・エン・タル・カソ 「そんな場合はごめんなさい」

本当に見事なまでにローマ字読みですね!

外国語履修の方法

Way of course

次の7つの外国語の中から2つを選び、必修科目として学びます。
英語、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語、ロシア語、朝鮮語

※いずれにも、週2回授業のレギュラーコースと
週4回授業のインテンシブコースがあります。
※2つを超える外国語については、入学後に選択科目として登録します。

各言語と授業を知ろう

Get to know the teaching and each language