朝鮮語
안녕하세요
法学部における朝鮮語について
法学部朝鮮語のカリキュラムは、レギュラーコース、インテンシブコースのいずれも全くの初心者を対象としており、朝鮮文字(ハングル)の読み方から学習します。他の語種と同様に、希望者は3、4年次まで継続して学習できるようカリキュラムが組まれています。
なお、選択外国語(第三外国語)として朝鮮語を履修することは認められません。
既習者への対応
既習者向けのクラスが皆無のため、朝鮮語既習者は他の外国語を履修してください。必修外国語として朝鮮語を選択しなくてはならない特段の事情がある場合には、カナタラ(文字の読み書き)からの履修になることを御承知おきください。その場合でも既習者を特別扱いすることはできませんので、油断、慢心することなくゼロから学習に取り組むことが絶対条件となります。
レギュラーコース
1年次は、<朝鮮語第Ⅰ>と<朝鮮語第Ⅱ>で発音・文法・構文の学習と口語朝鮮語の基礎知識の習得を目指します。
2年次は、<朝鮮語第Ⅲ>と<朝鮮語第Ⅳ>で運用能力の向上を目指します。
→「英語以外の語種の選択肢(コード)一覧表」での選択肢は「朝鮮語」
インテンシブコース
レギュラーコースと進度はあまり変わりませんが、倍の授業時間を確保することによりさらなる運用能力の向上を目指します。2年間の学習で、辞書を用いずに朝鮮半島の新聞を読めるようになることが一つの目標です。
→「英語以外の語種の選択肢(コード)一覧表」での選択肢は「朝鮮語インテンシブ」
検定試験について
日本で受験できる主要な朝鮮語能力検定には次の2種があります。
- 1)ハングル能力検定:
- 日本独自の検定試験。1級(最上級)、2級、準2級、3級、4級、5級。
- 2)韓国語能力試験:
- 大韓民国教育省・国立国際教育院による検定試験。TOPIKⅠ(1~2級:旧初級)・TOPIKⅡ(3~6級:旧中級+上級)の2つから選択。
朝鮮語の特徴
Special features of Korean
朝鮮語は、日本語話者にとって学びやすい外国語です。語順は同じですし、助詞「てにをは」もあります。しかし、そのことは日本語と同様に難しい言語であることを意味します。高校までの国語文法や古文が得意だった学生には比較的とっつきやすい言語だと思われます。
また、朝鮮語を公用語としている国は北朝鮮と韓国しかなく、応用範囲は非常に狭いと言わざるを得ません。しかも韓国には日本語が上手な人も多いですので、日本人が朝鮮語を学習して仕事に活用できる場面は限定的なのが実状です。
教員紹介
Faculty
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私自身の専門は北朝鮮政治ですので、朝鮮語の運用能力は必須です。大学生時代には別の語種を必修外国語として選択していましたが、その言語が現在の仕事や趣味に役立っていると感じたことは残念ながら一度もありません。何が役立ち、何を楽しいと思うかは人によって違います。皆さんにとって相性の良い外国語が見つかりますよう。
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レギュラー1年と朝鮮語第Ⅴを担当しています。韓国朝鮮語学習に必要な初歩から、韓国朝鮮人との会話ができるためのレベルまでアクティヴィティを多く取り入れた授業でサポートします。日本と韓国朝鮮の似ても似つかぬ両国の文化を皆さんと共有したいです。新しい言語を身につけ、新しい世界に接することで、きっと皆さんは格段に変わるでしょう!?自分の視野を広げるためのチャレンジをしてみませんか。
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朝鮮語学習の大きなメリットの一つは、日本語能力をそのまま生かせて学べることです。韓国語話者にとっての日本語学習も同様で、私が日本語の勉強を始めようと思ったのもゼロからのスタートではないというお得感のようなものがあったからだと思います。一方、表現の仕方やコミュニケーションの取り方には違いもあり、当然ながら外国語を学んでいる意識を常に持って学習に臨むことが大事です。二つの言語はよく似ているからこそ、その違いに出会うたびに、知的好奇心を掻き立てられるに違いありません。
学期末に学生から「朝鮮語は難しいですが、楽しいから続けます」と言われるのが一番嬉しいですが、思うように上達しないから止めていく学生を見ると、もったいない!と叫びたくなります。もう少し続ければ、見えてくる世界があるのに。 朝鮮語という未知の世界に踏み出した小さな一歩がのちに大きな一歩につながるよう願っています。 -
私が朝鮮語を学んで最も「有益だ」と感じたことがあります。日本語ではko(子)とgo(五)は別の音ですが、koをkhoと発音しても「子」だと認識します。ところが朝鮮語ではko(高)とkho(鼻)は別の音で、koをgoと発音しても「高」と認識します。複雑に感じるかもしれませんが、要は同じ音を聞いているつもりでも、日本語母語話者の耳に聞こえる音と、朝鮮語母語話者の耳に聞こえる音とで認識が異なる、つまり同異を判断する「ものさし」がそれぞれ違うということです。しかし、音声記号を見てもわかるように、客観的に見ればkoもgoもkhoも別の音です。これは、文化や歴史認識に置き換えて考えることができるのではないでしょうか。同異の「ものさし」が違うことを知り、理解と親しさのために相手の「ものさし」で見たり聞いたりすること、そして一歩離れて音声記号のような客観的視点を持つこと。第二外国語を通じてものの見方の大事なことを知りました。
留学について
慶應義塾大学の交換留学先としては、韓国のソウル国立大学、高麗大学、延世大学、梨花女子大学が指定されています。